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上伊那の魅力、旅で再発見を 県内在住者限定ツアー

信濃毎日新聞(2020年10月10日)

 官民一体で観光振興を進める「長野伊那谷観光局」が、癒やしや歴史文化をテーマに上伊那地域を巡る二つのツアーを初めて商品化した。新型コロナウイルス感染防止のため、参加者は県内在住者に限定。それぞれ星空や森林、俳人ゆかりの地や石仏を楽しむ内容で、「地域の魅力を再発見して」と呼び掛けている。

 一つは大宮五十鈴(いすず)神社(駒ケ根市)で雅楽演奏を聞き、標高約2600メートルのホテル千畳敷(同)に宿泊する1泊2日のプラン。夕食後に星空を観賞し、2日目は大芝高原(南箕輪村)で森林セラピーを体験する。11月13日、27日の出発を予定する。

 もう一つは、幕末から明治期に伊那谷を放浪した俳人・井上井月(せいげつ)の伊那市内にある墓や句碑などを巡る日帰りプラン。同市の建福寺では、高遠藩ゆかりの職人「高遠石工」の名工・守屋貞治の多数の石仏を楽しむ。10月31日と11月21日の予定。

 同観光局は、上伊那地域の観光関係者と観光素材を掘り起こす会合を重ね、今回のツアーを企画した。旅行代金はそれぞれ2万円、6千円程度で、政府の「Go Toキャンペーン」の対象で割引になるほか、地域共通クーポンが配られる。問い合わせは同観光局(電話0265・98・8451)へ。

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