上段の間で開かれた茶会

上段の間で開かれた茶会

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江戸時代の公家訪問、茶会で再現 高岡・勝興寺

北日本新聞(2020年10月13日)

 高岡市伏木古国府の国重要文化財・勝興寺で11日、江戸時代に公家の使者が都から訪れた様子を再現した茶会が開かれ、参加者が同寺の歴史を感じながら心尽くしの一服を味わった。

 勝興寺の公式な対面場だった大広間「上段の間」で実施。古儀茶道藪内流常任理事の工藤泰子さん(高岡市)が席主を務めた。軸には1580年に本願寺11世の顕如が勝興寺の住職に送った書状を飾り、花入れに紅白のシュウメイギクを生けた。

 上段の間では同日、公家の衣装を身に付けた人形の展示も始まり、当時の様子を再現している。

 勝興寺では、1998年に始まった「平成の大修理」がほぼ終わり、来春の全体公開に向け準備を進めている。寺の歴史をより身近に感じてもらおうと、高岡市歴史文化推進協議会(会長・米谷和也市教育長)が企画した。

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