パパイアの成長を確かめる上原さん

パパイアの成長を確かめる上原さん

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諏訪産「青パパイア」初販売 16日から3日間

信濃毎日新聞(2020年10月13日)

 諏訪市内の畑で栽培するパパイアの葉でお茶を製造している「すわファーム」(諏訪市)は16日から3日間限定で、畑で収穫した完熟前の実「青パパイア」を諏訪地方の直売所などで初めて販売する。取り扱う直売所の一つ「たてしな自由農園茅野店」(茅野市)は「諏訪産のパパイアの取り扱いは初めて。とても珍しい」としている。

 12日、同ファーム代表の上原幸人さん(63)は畑でパパイアの実の成長具合を確かめた。約2メートルの木に、大きさ約15〜20センチの青い実が10個ほど付いていた。「冷涼な気候の諏訪でもここまで育つんだという驚きとうれしさがある」と上原さん。

 たてしな自由農園によると、青パパイアは野菜として調理されることが多い。上原さんによると、パパイアは本州の気候ではハウス栽培でない限り黄色く完熟しない。生のまま食べられるが、炒めてもおいしいという。

 同ファームは3年前から、パパイアの葉を乾燥させたお茶を製造販売。客などから「実は育てていないのか」という問い合わせが多くあり、今年は実の栽培に挑戦した。5月下旬、約10アールの畑に果実用の苗を100本ほど植えたところ順調に育った。

 たてしな自由農園茅野店や信州諏訪農協の直売所などで取り扱う。問い合わせは同ファーム(電話0266・58・8818)へ。

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