長和町と下諏訪町にまたがる鷲ケ峰(1798メートル)付近の紅葉が彩りを増している。14日、山頂付近から見下ろすと、黄や赤、オレンジ色に染まる山肌が目に入った。
ビーナスライン沿いにある登山道入り口から山頂を目指して歩き出すと、周囲は霧が立ちこめていた。2時間ほど登って山頂にたどりついたが、霧で視界はゼロ。午前9時半ごろ、次第に霧が晴れて陽光が差すと、眼下に一気に鮮やかな景色が広がった。モミジなどが真っ赤に色づき、所々に残る緑色の木々と美しいコントラストを見せた。
下諏訪町八島ビジターセンターあざみ館によると、先週の冷え込みで紅葉が進んだ。一帯の紅葉は今週いっぱいは楽しめるという。同センター職員の福原正子さん(41)は「今年は紅葉の色づきも良い。鷲ケ峰は気軽に行けて、山頂からきれいな景色が見渡せます」とPRしていた。