昨年のクタニズムでは美術館に九谷焼の絵柄が投影された=昨年9月、能美市の九谷陶芸村

昨年のクタニズムでは美術館に九谷焼の絵柄が投影された=昨年9月、能美市の九谷陶芸村

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九谷の歴史、人間国宝が解説 能美、小松市クタニズム24日開幕

北國新聞(2020年10月17日)

 能美、小松両市が24日からオンライン開催する九谷焼の総合芸術祭「クタニズム」(北國新聞社後援)の概要がまとまった。若手作家43人の意欲作をあらゆる角度から見て楽しめるコーナーを設けるほか、釉裏(ゆうり)金(きん)彩(さい)人間国宝吉田美統氏と陶芸家の上出長右衛門氏らが対談形式で九谷焼の歴史を解説するコンテンツも用意。コロナ禍で落ち込む業界を盛り上げるため、日本の誇る陶磁器を世界に売り込む。
 吉田氏らの対談コーナーでは、秋元雄史東京芸大大学美術館長が聞き手となり、九谷焼はいかにして生まれ、使われてきたかについて紹介する。全9話あり、最終日の12月20日まで毎週火、金曜日に1話ずつ更新されるスケジュールとなっている。
 クタニズムには、加賀市出身の写真家シトウレイさんも全面協力し、製土所や街を巡り、その場で写した風景や人々の様子を伝える特設のフォトコーナーを設ける。東京から金沢に移住した映画監督の森義隆さんが手掛けたショートフィルムでは、九谷焼に携わる人々の営みを詩情あふれる映像美、音楽とともに届ける。
 クタニズムは当初、能美市九谷焼美術館や小松市のサイエンスヒルズこまつなどを会場に、展示会などが繰り広げられる計画だったが、新型コロナの感染拡大防止の観点から、24日から約2カ月間にわたってオンライン開催することになった。
 それぞれのコーナーは実行委が近く公開するホームページにアクセスすれば、閲覧できる。能美市の担当者は「週替わりで見逃せないコンテンツも配信する。作家独自の感性や九谷焼の歴史を知ってもらうため、準備を万全にしたい」と話した。

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