皮をむいたカキを竹ざおにつるす生産者

皮をむいたカキを竹ざおにつるす生産者

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あんぽ柿の生産本格化 南砺市福光地域

北日本新聞(2020年10月21日)

 南砺市福光地域の農家が、特産品「あんぽ柿」の生産を本格化させている。皮をむいたカキを、次々に竹ざおにつるしている。

 1週間ほどの乾燥で仕上げるあんぽ柿は半生のゼリー状で、通常の干し柿より軟らかい。今年はやや小ぶりだが甘みが強く、収量も昨年より増える見込み。

 同市大塚の山田恭一さん(63)方では、例年約6千箱を出荷。妻のゆかりさん(57)や近所の女性たちは19日、共同で作業し、皮をむいたカキに糸を結んで乾燥棚の竹ざおに丁寧につるした。

 山田さんは「品質の良いものを生産し、消費者においしく味わってもらいたい」と話した。

 あんぽ柿は富山干柿出荷組合連合会(南砺市高宮・福光)を通じ、11月下旬まで出荷される。本年度の生産量はあんぽ柿が昨年比8%増の65万個。富山干柿の出荷は12月1日のスタートを予定し、生産量は14%増の330万個を見込む。

 同連合会の藤井敏一副会長は「あんぽ柿は全国トップクラスの品質。ブランド力をさらに高め、海外に販路を開拓していきたい」と話した。

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