農カフェのオープンに向け、準備を進める石坂さん(左)と橋爪会長

農カフェのオープンに向け、準備を進める石坂さん(左)と橋爪会長

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サトイモ使った軽食多彩 南砺・ふくの里に25日オープン

北日本新聞(2020年10月22日)

 南砺市福野軸屋の農産物直売所、旬菜市場「ふくの里」に25日、地場産野菜を使った軽食などを提供する「農カフェつなぐ」がオープンする。高齢化が進む中、地域の伝統的な味や調理方法をカフェという親しみやすい形で若い世代に継承する。(堀佑太)

 ふくの里は2000年にオープンし、直売所で季節の野菜や切り花、果物などを販売する。ふくの産地直売所運営協議会(橋爪忠則会長)が運営し、会員は市内の83人。加工部ではサトイモなど地元の農産物を使った加工品を作っている。

 加工部は生産者の妻ら70~80代の11人が活動する。部員の高齢化が進む中、ふくの里で働く食育インストラクターの石坂静江さん(56)が伝統の味が廃れていくのを心配し、誰でも気軽に立ち寄れるカフェの開設を提案した。

 カフェは会員らがお金を出し合うなどし、3月末に完成。4月から9月末までのプレオープン期間にメニューの試作を重ねた。サトイモを練り込んだ福野地域の名物「いもがいもち」やおやき、スムージーなど地元の食材をふんだんに使ったメニューを提供する。

 石坂さんは「来た人が元気になり、『また頑張ろう』と思えるような店にしたい」と話す。

 営業時間は午前7時半~午後2時。定休日は月、木曜。25日は直売所のオープン20年記念日に当たり、地元の飲食店や生産者が飲食ブースを出店する記念行事を開催する。

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