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「最後のトロバス」11月14日お披露目 大町市、記念館プレオープンで

信濃毎日新聞(2020年10月24日)

 大町市は23日、立山黒部アルペンルートで2018年まで運行したトロリーバスの「最後の1台」を11月14日に市扇沢総合案内センターでお披露目すると発表した。センターの一角を改装した「トロバス記念館」のプレオープン式典を行い、トロバスは屋外に常設展示する。

 式典の後、トロバス内を開放し、自由に見学できるほか、運転手の制服を着て運転席で写真撮影できる。先着200人に市内産リンゴと抽選番号を配り、当選者にはトロバスのミニ模型を贈る。

 記念館には1964(昭和39)年の開業から3代にわたるトロバスの歴史の解説、写真と映像、関連資料を展示する。アルペンルートの今季営業最終日の11月30日まで開館し、来季全線開通の来年4月15日に本格オープンする。

 記者会見した牛越徹市長は「保存事業を支援してくれた皆さまに感謝する。化粧直しした姿を見てもらいたい」と話した。

 市は黒部ダム建設の歴史を背負うトロバスを保存しようと、インターネットで資金を募る「クラウドファンディング」を3月に実施。485人から646万5千円が寄せられ、解体されずに残っていた車両を富山県の業者から買い取り、塗装のし直しなど展示に向けた準備をしている。

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