上田市長瀬のワイン醸造所「シャトー・メルシャン椀子{まりこ}ワイナリー」で24日、食とワインを楽しむ「椀子マルシェ」が2日間の日程で始まった。初日はワイナリーで造ったワイン8種類が販売され、上田小県地域の飲食店など8店が料理を用意。訪れた人は青空の下、周辺に広がるブドウ畑を眺めながらゆっくりとした時間を過ごした。
昨年に続く開催。今年は会場内を部分ごとに人数制限し、新型コロナウイルス感染予防策を取った。同市丸子地域の飲食店経営者らでつくる「信州じゃ~麺の会」は、地元のキノコやみそなどを使ったアヒージョを販売。生ハムやカレー、同市のご当地グルメ「美味{おい}だれ焼き鳥」などのブースも並んだ。
ワイナリーはこの日、新酒の「椀子シャルドネ2020」を発売。8~9月の好天でワイン用ブドウの熟成が進み、例年の新酒に比べて酸味が穏やかだとしている。
山梨県北杜市から初めて夫婦で訪れたという小谷光二さん(67)は「天気が良く、広くて開放的で素晴らしい」と屋外のテーブルでの飲食を楽しんだ。小林弘憲ワイナリー長(46)は「制限のある中で多くの人に来てもらえてありがたい」と話した。
25日は午前10時~午後4時半(ラストオーダー4時)。