原村の八ケ岳中央農業実践大学校は25日までの2日間、学生や地元農家が育てた野菜などを販売する「大学校収穫祭」を開いた。同校で毎年開く村商工会主催の「八ケ岳まるごと収穫祭」が今年は新型コロナウイルスの影響で中止になったため、代わる催しとして企画した。規模は小さくなったが、県内外からの来場者でにぎわった。
うっすらと雪が積もった八ケ岳連峰を望む同校直売所周辺には、地元有志の販売ブースも十余並んだ。村内農家らでつくる「いきいき原村農業塾」は特産のセロリのほか、レタスや大根などを販売。セロリを出品した永田せつ子さん(66)は「お客さんと話ができるので、対面販売はやはり楽しい」と喜んでいた。
会場では村移住者による移住相談会も実施。テレワークに関心があるという首都圏の若い家族連れなどから相談があったという。