東御市の湯の丸高原で、一帯に広がるカラマツの紅葉が見頃を迎えている。27日は朝から青空が広がり、オレンジ色の山肌が日に照らされていた。標高2千メートルの池の平湿原では、秋の彩りを楽しもうと散策する人の姿が見られた。
池の平湿原は所々で霜が降り、南東にある「放開口」からは雲海も見えた。埼玉県から夫婦で訪れた大上誉継(おおうえよしつぐ)さん(71)は紅葉と食を楽しみに来たといい、「新型コロナでなかなか外出できず、今年初めて紅葉を見られた」。
湯の丸高原ビジターセンターによると、紅葉は10月いっぱい楽しめそうだが、今年は急に冷え込む日が続き、早く葉が落ちる可能性もあるという。小林政明センター長(73)は「しっかりと着込んで、湯の丸を楽しんでほしい」と話していた。