展示の打ち合わせをする学生

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29人個性光る世界観 11月、富山大芸文生が展覧会

北日本新聞(2020年10月30日)

 富山大芸術文化学部3年生によるグループ展「29人の頭の中ってこーなっ展!?」が11月15~22日、富山県の高岡市美術館市民ギャラリーで開かれる。学生自身が4月から企画を進めてきた展覧会で、新型コロナウイルス下であることから、ウェブ上での展示も併せて実施。学生たちは「不安もあったが開催できるようになりうれしい。29人の個性豊かな世界観が伝わる展覧会になれば」と張り切っている。

 展覧会の企画運営について実践を通して学ぶ「展示演習」の一環。絵画や彫刻、デザインなどさまざまな専攻の3年生が参加する。

 4月に遠隔で授業がスタート。新型コロナの影響で展覧会が確実に実現できる見通しもないまま、企画や運営方法についてグループごとに話し合ってきた。コロナ下での展覧会という観点から、専用ホームページで作品や創作プロセスなどを紹介する「ウェブ展覧会」の準備も進めた。担当する小川太郎講師は「コロナ時代での展示という世界中の作家が直面している問題に向き合い、最善の発表方法を考えてきた」と話す。

 美術館では、感染対策を十分取って開く。北野美空さん(21)は「最初は計画も進まず不安が大きかったが、今の状況で何ができるか考えるチャンスを与えられた」と前向きにとらえる。柄澤初音さん(同)は「今はウェブ展示も含めて早く見てもらいたい気持ちでいっぱい」と話す。

 展覧会では人物を描いた日本画や油彩画、金工、論文などの多ジャンルの作品を並べる。観覧無料。

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