国立工芸館を背に記念撮影する家族連れ=金沢市出羽町

国立工芸館を背に記念撮影する家族連れ=金沢市出羽町

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芸術の秋 金沢市内の3美術館を巡る

北國新聞(2020年11月1日)

 秋晴れに恵まれた31日、金沢市中心部は美術館を巡り「芸術の秋」を満喫する人でにぎわった。石川に移転開館したばかりの国立工芸館をはじめ、伝統工芸展が開かれている県立美術館、現代アートが並ぶ金沢21世紀美術館の3館をはしごする美術ファンも。紅葉が彩るまちなかを散策しながら、文化の休日を楽しむ姿が目立った。
 25日に開館した国立工芸館には、移築、復元された明治期の建物と、日本を代表する巨匠の名品を一目見ようと愛好者が詰めかけた。隣接する県立美術館では第67回日本伝統工芸展金沢展(日本工芸会、北國新聞社など主催)が3日まで開催中で、地元の人間国宝らの手掛けた至高の逸品と同時に鑑賞する人も見られた。
 両館で工芸を堪能した武田綱久さん(79)=加賀市山中温泉栄町=は「これだけ多くの作品が鑑賞できる機会はない。工芸館では松田権六氏の作品や手作りの道具まで見られて感激した」と、工芸を身近に感じられる喜びをかみしめた。
 「桶田(おけた)コレクション―世界は今:アートとつながる―」(本社主催)が開催中の金沢21世紀美術館では、家族連れやカップルが現代アートの魅力に触れた。
 兵庫県宝塚市から日帰り旅行で金沢に来た会社員細川佐弥さん(25)は「著名なアーティストの作品がこれほどそろった展覧会はなかなかない。来てよかった」と満足そうな表情を見せた。金沢市の児童福祉施設職員、俵桂子さん(60)は「遠出せずとも、地元で芸術を鑑賞できありがたい」と話した。11月23日まで。

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