飲食店が並ぶ温泉街=七尾市和倉温泉

飲食店が並ぶ温泉街=七尾市和倉温泉

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宿は和倉温泉 夕食は市内で ななお・なかのとDMO

北國新聞(2020年11月3日)

 観光地域づくりを行う「ななお・なかのとDMO」は3日から来年1月末まで、七尾市和倉温泉で、宿泊先以外で夕食をとる「泊食分離」を推進する。加賀屋グループをはじめ、和倉温泉旅館協同組合に加盟する旅館が市内飲食店での夕食付きプランを提供、夜の外出を促す。コロナ禍で団体客の回復が遅れる中、個人客のニーズに応え、七尾全体の観光活性化につなげる。
 「まち食STAY(ステイ)」と銘打ち、加賀屋グループの4館、ホテル海望、のと楽など11旅館が、すし店や日本料理店など13飲食店と連携してプランを用意した。1人当たり1泊2万~4万円の価格帯となる。
 DMOによると、昨年度の宿泊客のうち、2泊以上したのは全体の5%程度だった。多くの旅館が1泊2食の団体客を主な客層としたサービスを組み立てており、連泊する傾向がある個人客や宿以外の飲食店での食事を好む外国人客のニーズに対応できていなかった。このため夕食の自由選択を可能にしたプランで、幅広い客層の取り込みを狙う。
 連動企画として、11月は旧市中心部の小丸山城址公園、12、1月は和倉温泉街をライトアップし、観光客に夜の散策を楽しんでもらう。1月9~30日の毎土曜日は和倉温泉お祭り会館の開館時間を延長し、会館前に焼きカキを提供する小屋を設ける。
 「まち食STAY」の特設サイトから、各旅館のホームページに誘導し、プランを申し込めるようにする。DMOの佐藤孝俊事務局次長は「新たな滞在スタイルを提供し、魅力ある七尾に多くの観光客を呼び込みたい」と話した。

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