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織田のタカキビ 再び光 越前町のJA カステラ商品化

福井新聞(2020年11月3日)

 福井園越前町織田地区でかつて作られていた雑穀の一種「タカキビ」を復興させようと、JA福井県丹生基幹支店の織田支店は同町中の菓子店「阿んま屋」とタイアップし、キビ粉入りカステラを商品化した。キビの香りがあり、程よい甘味が特長だ。同店で期間限定販売しており、織田支店の担当者は「タカキビの生産量アップのきっかけになれば」と期待を寄せている。

 織田地区では約30年前、15人ほどが年間約2.5トンのタカキビを生産していた。当時はタカキビを使ったきび団子が地元で販売されていたが、生産者は高齢化などで減少していったという。

 そこで織田支店は、地域に根差した1支店1協同活動の一環として2018年から、地元の農家に声を掛けてタカキビの栽培を始めた。3年目となる今年は5月、約2アールに約650本を定植し、9月に収穫した。

 カステラには、あく抜きしたタカキビの実を乾燥させて粉にしたキビ粉が入っている。香りや甘味のほか、舌触りが通常のカステラと比べて柔らかく軽いのも特長となっている。

 商品名は「きびかすてら」で、半斤で税込み750円。キビ粉がなくなり次第、販売を終了する。織田支店の担当者は「昔と比べて、織田産タカキビの知名度は低くなった。カステラの販売で知名度と生産量が向上すれば」と話した。

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