御嶽山の黒沢口登山道(木曽町)に通じる御岳ロープウェイは3日、今季の営業を終えた。7月18日の運行開始後の利用者は1万9516人。新型コロナウイルスの影響で、昨年の7月1日〜11月4日(4万1千人余)を大きく下回った。
秋晴れとなったこの日は山頂駅(2150メートル)から北アルプスなどが望めた。「素晴らしい景色を見られ、また仕事を頑張れる」と松本市の大学教員女性(34)。今年は県外との往来を控え、県内の名所を巡ることが増えたとし「長野にこんな素晴らしい所があるのを知る機会になっている」と話していた。
施設を運営するアスモグループ(木曽町)の今孝志社長は「感染者を出さずに来られたのは良かった。新型コロナのワクチンや治療薬の開発を期待する」とした。