ひがし茶屋街創建200年を祝って舞う芸妓衆=東山1丁目の菅原神社

ひがし茶屋街創建200年を祝って舞う芸妓衆=東山1丁目の菅原神社

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重伝建選定20周年祝う 東山ひがし 茶屋街は創建200年

北國新聞(2020年11月7日)

 重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)「東山ひがし」の選定20周年記念式典とひがし茶屋街創建200年祭は6日行われた。住民ら約30人が芸妓(げいこ)の踊りやモニュメントの除幕で祝い、市内の重伝建選定の先駆けとなった風情あふれる町並みの保全と発展に力を尽くす心意気を新たにした。
 東料亭組合事務所で行われた式典では芸妓衆10人が素囃子「操り三番叟(さんばそう)」を披露した。山野之義市長は「先人の活動に敬意を表し、後世まで歴史や文化を引き継いでいきたい」とあいさつ。豊城浩行文化庁文化財鑑査官、源野和清市議会副議長、苅谷勇雅市伝統的建造物群保存地区保存審議会長が祝辞を述べた。
 菅原神社では創建200年祭が催され、芸妓衆が舞踊長唄「君が代松竹梅」を奉納した。金沢東山・ひがしの町並みと文化を守る会の中村驍(たけし)会長は「さらに魅力ある『ひがし』をつくるため、一致団結していきたい」とあいさつした。

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