長野市若穂保科の清水(せいすい)寺で、イロハカエデやミネカエデなど境内のカエデ約230本が色づき始め、参道をトンネルのように鮮やかに彩っている。昨年の台風19号で20本ほどが倒れる被害を受けたが、新たに50本のノムラカエデを植えて参拝者を迎えている。
6日、学生時代からの友人と紅葉を見に訪れた千曲市のパート従業員小山朋恵さん(48)は「紅葉した赤や黄にまだ緑の葉も残っていて、七色のような多くの色が楽しめました」と話し、好みの写真のアングルを探しながら境内を散策していた。
同寺を管理している北野和男さん(71)によると、今年の紅葉はこのところの冷え込みで例年より1週間ほど早く進んでいる。来週の半ばに最盛期を迎え、今月下旬まで楽しめそうという。恒例の「清水寺もみじまつり」は新型コロナウイルスの影響で中止した。