ずらりと並んだコウバコガニを品定めする買い物客=金沢市の近江町市場

ずらりと並んだコウバコガニを品定めする買い物客=金沢市の近江町市場

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カニ初物 市場熱気 近江町 コウバコ量り売り人気

北國新聞(2020年11月8日)

 石川県産ズワイガニの雄「加能ガニ」と雌コウバコガニの初物が7日、県内の鮮魚店やスーパーに並んだ。冬の始まりとされる「立冬」で冷たい雨が降る中、金沢市の近江町市場は「冬の味覚」を待ちわびた地元客や観光客で熱気を帯びた。金沢港水揚げの新ブランドを求める人も目立ち、コロナ禍で苦しむ市場関係者は「このまま活気が続いてほしい」と期待した。
 「カニ解禁だよ」と威勢のいい声が飛び交う近江町市場では、コウバコの量り売りが人気を集めた。金沢市森本から足を運んだ中村伸子さん(61)は「毎年の楽しみで初日に来ている。やっぱり新鮮なのがいい」と話した。
 「大口水産」では加能ガニが大きさによって1匹1千~3万円と平年並み。コウバコは600~3千円と高めの値が付いた。お得に買い物できる「おみちょ元気回復商品券」を使う地元客も多く、荒木優専務は「朝から想像以上の人出だ」と喜んだ。
 今年から市などがブランドとして売り出す「加能ガニ金沢」「金沢香箱」が店頭デビューし、目印の黒いタグを頼りに品定めする人の姿もあった。
 長野県諏訪市から観光で訪れた小松一美さん(51)は「加能ガニ金沢」を選び、「昨年、知人に贈ってもらった加能ガニがおいしかったので。タグに『金沢』と付いているのは分かりやすくていい」と話した。一方で、名称発表から日が浅く、ブランド名を大々的にアピールする店はまだなかった。
 感染症対策で近江町市場商店街振興組合は恒例のカニ汁の販売を取りやめた。
 未明に行われた金沢市中央卸売市場の初競りでは、加能ガニは1万600キロの入荷があり、前年より700キロ多かった。コウバコは2万6200キロで、2700キロ多かった。

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