ドローンでブドウ畑を撮影する増田さん(右)と森本代表=穴水町旭ケ丘

ドローンでブドウ畑を撮影する増田さん(右)と森本代表=穴水町旭ケ丘

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ブドウ畑紅葉、動画で発信 穴水・能登ワイン醸造所

北國新聞(2020年11月12日)

 ワイン用ブドウの生産が盛んな穴水町で11日、ブドウ畑の紅葉を動画で発信しようと、同町旭ケ丘の能登ワイン醸造所周辺でドローンによる動画撮影が行われた。映像作家の増田叶夢(とむ)さん(24)=津幡町=が本紙報道をきっかけに、協力を申し出て実現した。紅葉と夕暮れの七尾湾を望む雄大な映像に、関係者は「多くの人が能登を訪れる契機になってほしい」と期待を寄せている。
 増田さんは青森県の大学を卒業後に石川に戻り、カメラマンとして式場の撮影などで経験を積んできた。母方が穴水町にゆかりがあり、幼い頃から親しんだ能登の魅力を映像で伝えたいと新たな活動を模索していた。本紙報道でブドウの葉やワインなど能登産食材の活用に取り組む住民団体「チーム能登喰いしん坊」(同町)を知り、10月半ばに同団体の森本敬一代表に打診した。
 以前から秋の短い時期にしか見られない紅葉を広めたいと考えていた団体側と思いが一致した。
 撮影は、能登ワインの許可を得て行われ、高さ30メートル以下で飛行させたドローンから、赤く色づいたブドウの木が並行に並ぶ眺めや、畑の奥に広がる七尾湾、ブドウの木々の間をかすめていく迫力ある映像を収録した。映像は1分程度にまとめられ、同団体のウェブサイトに使われるほか、多方面での活用を検討していく。
 増田さんは「想像していたよりも赤くきれいな風景に感動した。今後もさまざまな形で能登の魅力発信に携わりたい」と意気込んだ。

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