黄色く染まり日差しに映えるイチョウ並木=11日午前10時22分、中川村葛島(地権者らの承諾を得て小型無人機で撮影)

黄色く染まり日差しに映えるイチョウ並木=11日午前10時22分、中川村葛島(地権者らの承諾を得て小型無人機で撮影)

長野県 伊那路 花・紅葉

舞い落ちる秋 中川のイチョウ並木

信濃毎日新聞(2020年11月12日)

 上伊那郡中川村葛島の「渡場(どば)いこいの広場」でイチョウ並木の黄葉が進んでいる。晴れ間が広がった11日は、中央アルプスを背に日差しに映えた。風が吹くと、葉がひらひらと舞いながら落ちる。訪れた人たちは写真を撮ったり、ギンナンを拾い集めたりしていた。

 木は37年前に地元有志が植え、現在は27本が並ぶ。近くの野村孝一さん(82)によると、黄色く染まり始めたのは先週。「大霜がくると一気に葉が落ちる。天候次第で並木の様子が変わる」と話す。

 ギンナンは地元住民が集めて皮をむき、干して農協へ出荷。1日からは地元住民以外に開放し、誰でも拾える。広場を管理する団体の代表小池厚さん(70)は「昔は木を揺すって実を落としていたが、今は木も大きくなり、自然に落ちたのを集めるだけになりました」と笑顔を見せた。

 インターネットで知り、子ども3人と初めて訪れた同郡宮田村の主婦村山優さん(31)は「きれいなイチョウに囲まれた子どものいい写真が撮れました。年賀状に載せたい」と喜んでいた。

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