福井県高浜町沖の定置網に紛れ込んだ深海魚「リュウグウノツカイ」が、坂井市の越前松島水族館で展示されている。銀白色に輝く生の魚体を間近で見ることができる。
リュウグウノツカイは体長約2メートル。12日、水深10メートルほどの浅瀬の定置網にかかった。現在は死んでいるが、きらきらと輝く魚体、赤く発色している細長いひれなど、"深海の使者"をきれいな状態で観察できる。
屋外で氷漬けにしており、家族連れらは「大きい」「初めて見た」などと驚きながら眺めている。
同館にはリュウグウノツカイの標本も展示されているが銀白色でないため、担当者は「美しい姿を生で見ることはめったにできないので、見に来てほしい」と話している。
展示は11月23日ごろまでの予定。