見頃を迎え色づく山々と大きくカーブする天竜川。手前左一帯は「信濃恋し」と呼ばれる景勝地=16日(河川管理者らの承諾を得て小型無人機で撮影)

見頃を迎え色づく山々と大きくカーブする天竜川。手前左一帯は「信濃恋し」と呼ばれる景勝地=16日(河川管理者らの承諾を得て小型無人機で撮影)

長野県 伊那路 花・紅葉

「信濃恋し」秋深し 天龍の景勝地

信濃毎日新聞(2020年11月17日)

 下伊那郡天龍村の天竜川沿いで紅葉が見頃を迎えている。秋晴れとなった16日は、天竜川が急カーブする景勝地「信濃恋し」一帯では黄や赤色に染まる山々と、ゆったりとした天竜川の流れが鮮やかな対比を見せた。

 同村の平岡ダムができる以前、急流がカーブする岸にぶつかり、渦を巻いて押し戻すような流れを作っていた。木材を運ぶいかだが上流を向いてしまう難所で、「信濃の国が恋しい」と言っているようだ、と「信濃恋し」の名が付いたとされる。

 近くで料理店「ふるさと味覚小屋」を営む今村久雄さん(71)は「ぐっと冷え込んで赤色がきれいになってきた。ここ数年で一番色づきがいい」。新型コロナウイルス感染防止のため、店は春から営業を中止しており、「紅葉を楽しむ人も密を避けるためか、車で来る人が多い」と話す。

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