代表銘柄「今錦」など米沢酒造(上伊那郡中川村)の5点が、米ホノルルで10月中旬に開かれた日本酒品評会「全米日本酒歓評会」で、金賞を受賞した。このうち、純米部門で「今錦特別純米酒」が2位に当たる準グランプリを獲得。熟成によるまろやかな口当たりが評価された。
同品評会は2001年に始まり、米国のソムリエらが審査。本年度は4部門で計502点の出品があった。米沢酒造は大吟醸部門と吟醸部門で2点ずつ、純米部門で1点がそれぞれ金賞を受賞した。
「今錦特別純米酒」は、地元産の酒米「美山錦」と「金紋錦」をブレンドして醸造。角のないまろやかな味わいが特長で、香りとうま味のバランスが取れているという。
松下一成常務は「国際的な品評会で評価され、大変励みになる。今後も少しずつ改良を重ねながら、一層おいしい酒造りに挑戦したい」と話している。