入魂されたサクラコマ(手前左)やだるま

入魂されたサクラコマ(手前左)やだるま

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サクラコマで「サクラサク」... 高遠の寺で入魂式

信濃毎日新聞(2020年11月17日)

 伊那市高遠町の弘妙寺(ぐみょうじ)で16日、受験生の合格を祈願する「サクラコマ」の入魂式があった。地元の高遠城址(じょうし)公園の桜にちなんだこまで、回すとプラスチック製の花びらが開き、桜の花が開いているように見える。入魂した200個を市内の高遠さくらホテルなどで販売する。

 サクラコマは市内の製造業などでつくる「製造業ご当地お土産プロジェクトチーム」が2013年に開発。入魂式は、境内で折れたイチョウの枝が、他の枝に引っ掛かって「落ちなかった」とのエピソードがある同寺で毎年開いている。

 この日は同チームの関係者8人が参加。サクラコマや鉢巻き姿のだるまなどを前に、田中勲雄(くんゆう)住職が読経し、受験生の合格を祈願した。チームリーダーで、市内の設計会社「スワニー」社長の橋爪良博さん(45)は「新型コロナウイルスの影響で例年以上に受験生も大変だと思うが、来春には『サクラサク』ように頑張ってほしい」と話した。

 サクラコマは1個1320円(税込み)。同社のホームページや、伊那商工会議所でも取り扱う。

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