一乗谷朝倉氏遺跡を捉えた写真を発表している車屋さん(左)と北野さん=11月16日、福井新聞社・風の森ギャラリー

一乗谷朝倉氏遺跡を捉えた写真を発表している車屋さん(左)と北野さん=11月16日、福井新聞社・風の森ギャラリー

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2人が捉えた朝倉氏遺跡 福井で写真展

福井新聞(2020年11月17日)

 ともに福井県福井市の写真作家、北野武男さん(75)と和太鼓奏者、車屋正昭さん(71)の「2人写真展」(福井新聞社後援)が11月16日、福井新聞社・風の森ギャラリーで始まった。「戦い」をテーマに、同市の一乗谷朝倉氏遺跡を撮影した作品計約110点を、それぞれが趣向を凝らした表現で発表している。22日まで。

 北野さんが今年初め、同遺跡を撮影していたところ、訪れていた車屋さんと偶然、知り合った。車屋さんも写真愛好家だったことから、北野さんに作品について意見を求めるなど親交を深めてきた。

 2人とも作品は主に同遺跡を撮影したものだが、展示方法にそれぞれの個性が光っている。車屋さんは写真の見せ方にこだわり、直径1メートル50センチのうちわ太鼓の革をスクリーンに見立てスライドショーを展開。締太鼓の胴の中で朝倉氏の家紋の写真を照らしたり、掛け軸に貼ったりとユニーク。

 北野さんは2007年から今年にかけて撮影した中から選んだ30枚で、戦国大名朝倉氏の栄枯盛衰を表した。西山光照寺跡の池に散った桜の花びらと石仏群を捉えた作品は、上下逆さまに展示。「石ぼとけに見守られて無常の美を浮かべたワンシーン」という。

 車屋さんは「いかに楽しんで鑑賞してもらうか考えた。それぞれの追求ぶりも見てほしい」と話していた。

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