お座敷遊びを体験する参加者=11月18日、福井県あわら市温泉3丁目の「伝統芸能館」

お座敷遊びを体験する参加者=11月18日、福井県あわら市温泉3丁目の「伝統芸能館」

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お座敷遊びもコロナ対策 少人数で体験 福井県あわら市

福井新聞(2020年11月19日)

 コロナ禍でも安心して「芦原芸妓」の伝統文化に触れてもらおうと、福井県あわら市観光協会と芦原温泉芸妓協同組合が、感染症対策を万全にした新しい「お遊び体験」を始めている。11月18日、同市温泉3丁目の「伝統芸能館」で、旅館関係者らに披露された。

 これまであったお遊び体験は6人以上の団体向けに実施してきたが、2人1組でも対応するプランに変更。感染症対策を取り入れ、フェイスシールドや手袋などのほか、芸妓との距離も取っている。

 この日はお遊び体験をPRしてもらう温泉旅館や観光業関係者ら6人が参加。芦原芸妓3人があでやかな舞いや演奏を披露し、お座敷遊びを紹介した。

 参加者は太鼓を使うジャンケン遊び「おまわりホイ」、歌いながらわんを交互に手をのせて間違えたら負けとなる「金比羅船々」「とらとら」など4つの遊びを楽しんだ。

 参加した温泉旅館の一人は「芸妓さんは遠い存在だったが身近だと感じた。あわら温泉のお客さんも喜んでくれると思う」と満足した様子。市観光協会は「女性や子どもたちも気軽に楽しめる。少人数でも安心して体験してほしい」としている。

 お遊び体験は午前9時半からと同11時からの2部制、予約が入れば実施する。料金は2人参加の場合1人6千円。「Go To トラベル」の地域共通クーポンが利用できる。

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