完成した中島大橋。照明灯は菅笠をイメージした=金沢市昌永町

完成した中島大橋。照明灯は菅笠をイメージした=金沢市昌永町

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4車線化で安心安全 浅野川に架かる中島大橋、66年ぶりに新調

北國新聞(2020年11月24日)

 東大通(ひがしおおどお)りで浅野川に架かる中島大橋が23日午後3時、2車線から4車線に拡幅する工事を終え、供用開始した。金沢駅から約600メートルに位置する。市街地の交通を支える重要な4車線の幹線道路上ながら、橋の部分だけ2車線で交通事故の原因になると懸念されていた。架け替えは66年ぶりで、地元住民や関係者は安心と安全を生む新たな橋の完成を祝った。
 中島大橋は金沢駅兼六園口(東口)から金沢市鳴和につながる県道鳴和三日市線(東大通り)にある。旧橋は1954(昭和29)年、アーチ状のローゼ橋と呼ばれる工法で造られた。県は事業費約30億円を掛け、2014年から架け替え工事を進めてきた。延長は40・8メートル。幅員は旧橋の13メートルから20メートルに拡幅した。
 橋の装飾には、藩政期以来の周辺の歴史的特色を生かした。菅笠(すげがさ)の問屋が軒を連ねていたことから、菅笠をイメージした照明灯を設置。船揚場(ふなあげば)で栄えたことにちなみ、川舟をモチーフにした銘板、地場産業の金箔をあしらったレリーフを取り付けた。
 開通式は昌永町で行われ、地元住民ら約150人が参加し、木遣(きや)り歌が流れる中、渡り初めを行った。此花地区町会連合会長の山本信一さん(69)は「昌永町と笠市町を結ぶ場所に中州があったことから、中島大橋と名付けられたと聞いている。中州は消えたが、橋を大事に残していきたい」と話した。
 3世代で渡り初めに参加した堀川町の松平寛夫さんは行列の先導役を務め「緊張しましたが、家族で一緒に歩けたことは光栄」と笑顔を見せた。
 式では、谷本正憲知事が「便利になった橋で観光客を迎えたい」とあいさつした。馳浩衆院議員、佐藤英明国土交通省北陸地方整備局建政部長、稲村建男県議会議長が祝辞、山野之義市長が謝辞を述べた。

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