福井県大野市下若生子の麻那姫湖畔に立つ麻那姫像の雪囲い作業が11月24日、行われた。周囲の山々が紅葉を終え冬支度を進める中、金色に輝く像は、一足早く来年春までの眠りに就いた。
麻那姫は昔、干ばつに苦しむ村人を救うため、真名川に身を投げ、自らを竜神にささげたという伝説が残る。高さ3・5メートルの像は青銅に金箔(きんぱく)が貼られており同市が1992年に設置。地域のシンボルとして親しまれている。
この日は朝から青空が広がった。市の委託を受けた造園業者4人が台座を含め高さ6メートルほどの像の周りに木材を組み、最後にブルーシートで覆っていった。