景勝地として人気の高い綿ケ滝=4月、白山市下吉谷町

景勝地として人気の高い綿ケ滝=4月、白山市下吉谷町

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世界認定へ綿ケ滝整備 白山市

北國新聞(2020年11月28日)

 白山市は、景勝・綿ケ滝(下吉谷町)の整備に乗りだす。見学に訪れた人が安全に景観を楽しめるよう、滝に通じる階段などを改修する。綿ケ滝は白山手取川ジオパークの見どころの一つでもあり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)による同ジオパークの「世界認定」を見据え、さらなる来訪者の増加に対応できるよう観賞環境を整える。
 1日開会の市議会12月会議に提出する補正予算案に、実施設計費910万円を計上した。駐車場から観賞ゾーンへ降りる階段の傾斜が急で、幅が狭いため、利用しやすいよう改善を図る。駐車場のトイレは和式を洋式とし、多目的トイレも設置する方向で検討する。
 綿ケ滝は、落差が32メートルあり、流れ落ちる滝が水面をたたき、しぶきが細かい綿のように見えることが名の由来とされる。高さ20~30メートルの絶壁が続く手取峡谷を下から観察できる場所でもあり、ジオパークの構成スポットの中でも人気が高い。
 今年に入ってからは、新型コロナウイルスの影響で「3密」を回避できる屋外スポットとしてさらに来訪者が増加。市によると、天気がよければ平日でも人出が多く、土日祝日になると1日で1千人近くが訪れることもあるという。
 今後、白山手取川ジオパークがユネスコの世界認定を受ければ、さらに訪れる人が増える可能性があり、市の担当者は「認定前に整備を終え、安全・安心な環境で滝の眺めを満喫してもらえるようにしたい」と話した。
 市などで構成する白山手取川ジオパーク推進協議会は、世界認定に向けて日本ジオパーク委員会に申請書を提出しており、関係機関のチェックを経て月内にユネスコへ送られる。審査が順調に進めば2022年4月にも認定を受けられる見通しとなっている。

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