上田市の別所温泉を明かりで彩るイベントが1日、始まった。信州上田まつり実行委員会が、来年2月7日から開く「上田氷灯ろう夢まつり」のプレイベントとして実施した。夢まつりの認知度向上のほか、夜の別所温泉を巡ってもらう狙いがある。
ともに外湯の「石湯」から「大湯」に至る約700メートルの道に、LED(発光ダイオード)を入れた灯籠約90個を置いた。途中の北向観音参道では、さまざまな色に光る直径15~20センチの「ボールライト」約40個が道を彩っている。
参道に11月30日、休憩処をプレオープンした滝沢一秀さん(58)=古安曽=は取り組みを知り、オープンを早めたという。「今までは暗かったが明るくていい。地元の人にも見に来てほしい」と話す。
夢まつりは、昨年の台風19号災害で観光客の減った別所温泉を盛り上げようと、今年2月に初開催した。今後は恒例イベントにする予定だ。
プレイベントの点灯時間は午後4時半~9時。