塩尻市片丘のワイナリー「ドメーヌ・コーセイ」は4日、赤ワイン「片丘メルロ」を発売する。2019年秋に醸造を始めた同社が赤ワインを売り出すのは初めてで、原料の全てに地元で栽培した赤ワイン用ブドウを使った。味村興成社長(63)が2日に市役所でワインを披露し、出来栄えをアピールした。
片丘地区の自社農園約8ヘクタールで栽培したブドウを使用。発売する赤ワインは熟成用のオーク樽(だる)の違いで2種類ある。味村社長によると、フランス製の樽で熟成させたワインは繊細で上品な味わい、米国製の樽を使ったワインは甘い香りが特長。2種類とも雑味が少なく、軽やかな口当たりで飲みやすく仕上がったという。
味村社長は「初の赤ワインだが手応えがある。好きな種類を選んで味わってほしい」。750ミリリットル瓶で計約5千本を製造し、1本3900円(税別)。県内外の酒販店で購入できる。