スタート半年で利用回数が2千回を超えたつるがシェアサイクル=3月31日、福井県敦賀市鉄輪町の市駅前立体駐車場

スタート半年で利用回数が2千回を超えたつるがシェアサイクル=3月31日、福井県敦賀市鉄輪町の市駅前立体駐車場

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観光スポット巡りにシェアサイクル利用じわり 敦賀市、どこでも返却OK

福井新聞(2020年12月3日)

 福井県敦賀市が実施する自転車の公共シェアサービス「つるがシェアサイクル」がスタートから半年たち、総利用回数は2千回を超えた。新型コロナウイルス感染症の第1波と重なり、低調な出だしとなったが徐々に利用が増え、8、9月は月間5百回以上を記録した。市観光交流課の担当者は「敦賀駅から市内の観光地へ気軽に行ける2次交通として周知していく」としている。

 同サービスは4月にスタート。シェアするのは電動アシスト付き自転車で計60台を導入した。▽気比神宮前▽市立博物館▽きらめきみなと館▽赤レンガ倉庫▽旧ムゼウム―など市内9カ所に拠点「サイクルポート」が設置され、どこでも借りたり返したりできる。

 利用はスマートフォンで会員登録する1回会員(最初の60分2百円、超過30分ごとに百円)と、月額会員(月1500円、毎回60分無料、超過30分ごとに百円)。会員登録不要の1日乗り放題「1日パス」(1500円)もある。

 市によると4~10月の利用者数は延べ1953人、利用回数は2371回。1回の平均利用時間は199分だった。4、5月は143回、155回と低迷したが、8月は600回、9月は513回と当初の3倍以上の利用があった。

 利用形態別では1回会員852人、月額会員が4人、1日パス437人。市担当者は市民利用とみられる月額会員はほぼないことや、1回の平均利用時間が長いことから「市内観光目的で周遊した結果」と推測。夏休み中に敦賀へ訪れた学生ら比較的若い世代の利用が多いと想定しており「会員制交流サイト(SNS)などで周知し、利用を促していく」としている。

 つるがシェアサイクルの利用にはスマートフォンで会員登録し、使用時もスマホで予約し表示された4桁の数字を自転車の端末に入力する。想像していたよりも簡単だった。

 交通系ICカードを"鍵"として登録すれば、かざすだけで利用開始でき、さらに便利。金沢や東京の一部、札幌、横浜、大阪、奈良、広島といった同システム導入エリアでは、再度の会員登録手続きは不要という。出張や旅行で「密」を避けた移動に使えそうだ。

 電動アシストは思っていたよりもパワフル。こぎ出しでは驚くほど力を発揮してくれた。先行導入エリアでは公共施設やコンビニなどにポートを増設した結果、市民の普段使いも進んでいるという。健康志向にマッチし、環境に優しいシェアサイクル。一度利用してみては。 

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