福井県大野在来種の新そばの魅力をアピールする大野麺類組合などの「冬の味覚めぐりキャンペーン」が12月3日、市内6店でスタートする。新そばを使った特別メニューと、でっち羊かんをセットで提供。大野を代表する冬の味覚を一緒に楽しんでもらう。食事券などが当たるスタンプラリーも実施する。2月28日まで。
コロナ禍で恒例の「越前おおの新そばまつり」と「でっち羊かんまつり」はともに中止になった。「同じ時期に味わえる二つの"旬"をコラボさせれば何かできるのでは」と、毎年「新そばキャンペーン」を行っている同組合と大野市が検討。同市菓子組合の協力を得て「冬の味覚めぐりキャンペーン」を企画した。
大野在来種のそばは、小粒ながら風味や粘りが強く、歯ごたえが良い。特別メニューは、大野の名水に浸して風味を味わう「名水そば」と、つけ汁に麺を絡める「つけそば」の2種類を一緒に提供。つけそばの汁は、明太クリームや豆乳みそ、カモせいろなど、各店が趣向を凝らした。
でっち羊かんは、同組合加盟の10店の味が週替わりで楽しめる。単品での注文にも応じる。
スタンプラリーは、参加店のうち3店で特別メニュー食べた先着300人に大野麺類組合加盟の10店で使える千円分の食事券を贈る。利用期限は3月15日。
同組合の組合長は「つけ汁は各店のアイデアいっぱい。いろんな味を楽しんでほしい」。大野市菓子組合の組合長は「大野の冬の2大グルメを一緒に味わって」とアピールしている。
キャンペーン参加店は次の通り。
ゑびすや(有明町)お清水(泉町)梅林(月美町)しもむら(新庄)福そば陽明店(友江)大野食堂(要町)