上々の仕上がりとなった串柿を確認する宝住組合長(中央)ら

上々の仕上がりとなった串柿を確認する宝住組合長(中央)ら

富山県 高岡・氷見・射水 特産

串柿の仕上がり上々 氷見・久目地区特産

北日本新聞(2020年12月4日)

 正月の鏡餅の飾りになる氷見市久目地区特産の串柿の出荷が3日、同市触坂のJA氷見市久目支所倉庫で始まった。乾燥作業を行う11月が好天に恵まれたため、仕上がりは上々という。

 久目串柿生産組合(宝住与一組合長)の組合員9軒が丹精した串柿を運び込み、色や大きさ、形をチェックした。今年は新型コロナの影響で注文が減り、昨年より15%少ない約7万本を県西部を中心に北陸3県へ出荷する。

 久目地区では江戸時代から、農閑期に串柿作りが行われてきた。10月下旬からカキを収穫し、地元で採取したタニウツギやハギの枝に刺して乾燥させた。

 実の数は3、5、10個の3種類。古くは10個が中心だったが、ライフスタイルの変化で家に飾る鏡餅が小さくなり、現在は5個が主流になった。宝住組合長は「心を込めて仕上げた串柿を飾り、明るい正月を迎えてもらいたい」と話した。出荷は7日にも行う。

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