新年に向けて制作が進むウシの置物

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「丑」年モ~すぐだよ 砺波、えと置物作り最盛期

北日本新聞(2020年12月4日)

 150年の歴史がある砺波市福山の越中三助焼窯元で、来年のえと「丑(うし)」の置物作りが最盛期を迎えている。

 4代目窯元の谷口三明(さんめい)さん(82)と長女の夫の均さん(60)、孫の由佳さん(35)は毎年、えとにちなんだ置物を作っている。

 今年は無病息災と新型コロナの終息を願い、俵を背負ったウシの背中に「福」と記したものなど3種類を用意した。10月初旬に始まった作業は今がピーク。2日は細部をへらで整え、三助焼特有の淡い緑色を醸し出す釉薬(ゆうやく)を筆で塗った後、窯で焼き上げた。今月中旬までに約80個完成させ、販売を始める。

 三助焼は市の特産「となみブランド」に認定されており、ふるさと納税の返礼品にもなっている。谷口さんは「穏やかな表情のウシを玄関や床の間に飾り、幸せな新年を迎えてほしい」と話した。

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