ブルーシートの上を埋め尽くした「ひみ寒ぶり」。丸々と太って形がいい=3日午前9時ごろ、氷見魚市場

ブルーシートの上を埋め尽くした「ひみ寒ぶり」。丸々と太って形がいい=3日午前9時ごろ、氷見魚市場

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ひみ寒ぶり どーんと2735本 6季ぶり2千本超え

北日本新聞(2020年12月4日)

 氷見魚市場のブランド魚「ひみ寒ぶり」が3日、2735本水揚げされた。2千本超えは2014年度以来6季ぶり。15キロ台を筆頭に丸々と太った魚体がブルーシートの上を埋め尽くし、浜は活気に包まれた。

 ひみ寒ぶりの基準が現在と同じ6キロ以上となった13年度以降(17年度は7キロ以上)5番目に多い本数で、平均11キロといい形がそろった。前回の2千本超えは15年1月14日の2707本。13年度以降の最高は13年12月13日の3731本。

 氷見漁協によると2日に佐渡沖の定置網にまとまったブリが揚がり、北海道から群れが南下している兆しはあった。今季は上越沖で巻き網によるブリの水揚げがなく、途中で捕獲されずに富山湾の定置網に入ったとみられる。この日は氷見沖の水揚げが主で石川県側は3分の1にとどまった。

 氷見魚市場は午前6時の競り開始から熱気に包まれた。滋賀県栗東市から夫婦で訪れた中嶋豊さん(69)は「すごい活気。市場の食堂でぶりを食べたが、脂が乗っておいしかった。仲間とまた来る」と話した。ベテラン鮮魚商の浜井祐雄さん(79)=氷見市島尾=は10キロ以上6、7本を含め十数本を仕入れた。「こんなに揚がったのは久しぶり。値段も手頃で消費者に喜んでもらえる」と笑顔。中には「知り合いに配る」と言って3本まとめ買いした客もあったという。

 ひみ寒ぶりは16年度のシーズンに2万7125本が揚がって以降、19年度まで3季連続2万本割れとなっている。今季は3日までの累計で7211本となっており、年末に向けて最盛期を迎える。氷見漁協は「次はもっと大きな群れを期待している」と話す。

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