善光寺本堂でだるまなどの授与品に「お魂入れ」をした開眼法要=3日午前10時3分、長野市

善光寺本堂でだるまなどの授与品に「お魂入れ」をした開眼法要=3日午前10時3分、長野市

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「開かれた善光寺」として 二年参り・初詣、人数制限せず...

信濃毎日新聞(2020年12月4日)

 長野市の善光寺は3日、二年参りや初詣の参拝者でにぎわう年末年始の新型コロナウイルス感染対策について、事前にお参りする人を制限はしないものの、混雑状況の予想を示した上で境内などをライブカメラで中継し、分散して参拝するよう呼び掛けると発表した。人数制限などを検討する寺社もある中、宗派を問わずに老若男女を受け入れ本堂周辺に塀がない「開かれた寺」としては、現実的に難しいと考え、判断したという。

 寺事務局によると、INC長野ケーブルテレビ(長野市)の協力で山門(三門)にカメラ2台を設置。放送に加え、動画投稿サイト「ユーチューブ」も使い、本堂周辺や仲見世の様子を生中継して混雑状況を知らせる。26日から来年1月17日まで続ける。

 参拝者の密集などを避けるため、順路も設定。例年の仲見世から本堂に向かうルートの他、駐車場から本堂に行く順路も設ける。混雑予想や順路を示すチラシ、ポスター計8800枚を市内のスーパーや商店街などに配る。

 寺事務局次長の八波和弘(やつなみわこう)・威徳院住職によると、各地の寺の対応について情報を集めたが「全てのことを善光寺に流用できるわけではなさそうだと分かった」。善光寺は宗派を問わず参拝者を受け入れる特徴があり、周辺の街との境界に門や壁をほとんど設けておらず「人数制限は実際には難しい」と述べた。

 3日、参拝した同市安茂里の70代男性は、例年善光寺で初詣をするが「三が日でないといけないわけでもない」。混雑状況を確認できれば便利だとし「状況を見ながら行きたい」と話した。新潟県上越市から訪れた張莉(ツァンリー)さん(43)は「三が日は地元の神社で、善光寺には1月下旬くらいにお参りに来ようと思う」と話した。

 昨冬の大みそかと三が日の計4日間の参拝者は約55万人。分散の呼び掛けが密集の回避につながるかどうかについて、八波事務局次長は「お参りに来ていただく方のお気持ちによってずいぶん変わると思う」と述べた。

 3日は本堂で、二年参りや初詣で授与する縁起物の開眼(かいげん)法要があった。だるまや守護矢など約70種を並べ、僧侶らが読経。その後、早速頒布を始めた。寺事務局授与品部長の柳沢正志(しょうし)・尊勝院住職によると、開眼法要は例年、12月中旬に行うが、希望する参拝者の分散につなげられるよう今年は早めに行った。

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