福井県坂井市の越前松島水族館で12月3日、冬恒例のオウサマペンギンの散歩が始まった。ヨチヨチ歩きで行進し、訪れた家族連れらに愛らしい姿を披露した。
北陸の水族館で唯一9羽を飼育しており、初日は5羽が登場した。寒さは得意とばかりに背筋をピンと伸ばし、ぺったん、ぺったんと足並みをそろえて散歩。愛嬌たっぷりのしぐさに来館者はほおを緩めていた。
オウサマペンギンは南極周辺に生息し、首の辺りの黄色からオレンジのグラデーションが鮮やか。体長約90センチで、コウテイペンギンに次いで2番目に大きい。
運動不足解消のため実施する散歩は、午前11時20分と午後3時10分からで、来年2月いっぱいまでを予定。気温が15度以上の日は取りやめる。