松代藩と善光寺の関係を解説するパネルが並ぶ展示

松代藩と善光寺の関係を解説するパネルが並ぶ展示

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松代と善光寺、関わり学ぶ 御開帳に向けパネル展

信濃毎日新聞(2020年12月5日)

 2022年春の善光寺(長野市)御開帳に向け、江戸時代の旧松代藩と同寺の関わりや歴史を伝えるパネル展が長野市松代地区の「松代まち歩きセンター伝承館」で開かれている。前回、前々回の御開帳の写真を使い、御開帳に向けて地元で行われる祭礼などを解説した10枚ほどのパネルを展示。次回の御開帳まで並べるという。

 松代地区は、旧松代藩が江戸幕府から火災で焼失した善光寺の再建を命じられた縁で、現在まで約300年にわたって御開帳の回向柱を寄進している。パネル展は、松代が担ってきた役割を改めてPRしたい―と、地元のNPO法人「夢空間松代のまちと心を育てる会」が企画した。

 1707(宝永4)年の再建は、旧松代藩の家老・小山田平太夫(へいだゆう)茂敬(しげたか)が指揮した。パネル展では、回向柱を奉納する際に「小山田役」などを担う住民らが地区内を巡る「城下お練り」の様子や、小山田の墓がある西光寺(長野市北石堂町)で御開帳期間中の無事を祈願する墓参り法要の様子なども紹介している。

 育てる会事務局の三田今朝光さん(70)は「善光寺と松代の長く続く関わりの重みを味わってほしい」と話した。

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