専用の器具を使い、力を合わせてしめ縄を作る地元の氏子たち=6日午前9時10分、諏訪市

専用の器具を使い、力を合わせてしめ縄を作る地元の氏子たち=6日午前9時10分、諏訪市

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しめ縄に願う「穏やかな年」 諏訪大社上社の氏子ら

信濃毎日新聞(2020年12月7日)

 諏訪大社上社の神宮寺(諏訪市)・小町屋(茅野市)・高部(同)の3地区の氏子でつくる「諏訪大社上社注連(しめ)縄奉献会」は6日、上社本宮前(諏訪市)の駐車場で、上社の鳥居や門に飾り付けるしめ縄を6本作った。約110人の氏子たちが「よいさ、よいさ」と力を合わせて作り上げた。

 同会は、1992年に発足し、毎年しめ縄を作っている。この日は、地元の鍛冶屋が作った専用の器具に縄の両端を結び付け、回転させながらより合わせた。最大で長さ22メートル、太さ20センチに仕上げ、早速飾り付けた。

 初めてしめ縄作りに関わった諏訪市の会社員岩佐信吾さん(25)は「いつもしめ縄を何げなく見ていたが、大勢で作る大変な作業と分かった。技術を受け継いでいきたい」。同会の小池幸夫会長(72)は「今年は新型コロナウイルスが流行したが、来年は22年御柱祭の準備も進む。みんなが穏やかに過ごせる年になってほしい」と願いを込めた。

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