道の駅万葉の里に移転された平和観音像

道の駅万葉の里に移転された平和観音像

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12m観音さま 新天地に到着 高岡・道の駅万葉の里

北日本新聞(2020年12月10日)

 旧高岡地域地場産業センターのシンボル的存在として設置されていた「平和観音像」が9日、高岡市蜂ケ島の道の駅万葉の里に移設された。同センターが御旅屋セリオ(同市御旅屋町)に移転したのに伴う引っ越しで、長く市民に親しまれてきた仏像が、新たな場所で銅器のまち高岡をアピールしている。

 平和観音像は重さ12トンの青銅製で、高さは台座を含め12メートル。京都の仏師、故長田晴山(せいざん)さんが原型を手掛け、織田幸銅器(同市金屋本町)が製作した。地場産センターが1983年に完成した際、同社が寄贈した。

 移設作業は伝統工芸高岡銅器振興協同組合(山口敏雄理事長)が請け負った。10月に同センターから市内の鋳物工場に移し、修復と着色をしてきた。移設に先立ち、12月3日に蓮台(れんだい)を設置した。この日はトラック荷台に横倒しになった観音像の胸と足まわりにベルトで玉掛けした後、レッカー車でつり上げ、蓮台の上に固定した。

 移転先の同道の駅は、旧地場産センターと同じく国道8号沿いで、能越自動車道高岡インターチェンジのすぐそば。穏やかな顔つきで道の駅に訪れる人を見守るように設置された観音像に、山口理事長は「多くの人に愛される仏像になってほしい。高岡銅器のアピールにつながればいい」と話した。

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