ブリを使ったビールをPRする山下さん(右)と山本さん

ブリを使ったビールをPRする山下さん(右)と山本さん

富山県 高岡・氷見・射水

氷見ブリビールいかが 魚問屋と醸造所コラボ

北日本新聞(2020年12月11日)

 氷見市地蔵町の鮮魚卸「松本魚問屋」と同市比美町のビアカフェ「ブルーミン」が氷見産のブリを使ったビールを共同開発し、今月から高岡市の山町ヴァレー内の食堂で試験販売を始めた。ブリの中骨のくん製を仕込みに加えたもので、担当者は「魚料理に合わせて飲んでみてほしい」と話している。

 魚の加工商品も手掛ける松本魚問屋が昨年、クラフトビールを醸造するブルーミンに新たなビール造りを提案。ブリの生臭さを出さず飲みやすく仕上げる方法を思案し、くん製にした中骨を使うことにした。

 ブリ製品の加工で大量に残る骨を活用することができ、松本魚問屋の新商品開発担当、山下貴民さん(34)は「魚を無駄にせずに氷見の新しい味ができた」と喜ぶ。ブルーミン代表の山本悠貴さん(32)は「麦芽とブリのくん製でスモーキーな香りが楽しめる」と胸を張る。

 山町ヴァレー内の「かねまつ食堂」でグラスで提供している。今後、瓶での小売りや他の飲食店での販売も検討する。

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