開業60周年の節目を迎える小谷村の栂池高原スキー場が11日、一部のゲレンデで今季の営業を始めた。大北地域10スキー場で最も早いオープン。待ちわびたスキーヤーやスノーボーダーが新型コロナウイルス対策を取りつつ、雪の感触を楽しんだ。
新たな人工降雪機導入でオープンは昨年より4日早いが、少雪のため稼働するリフトは全18本のうち1本。それでもスキー場上部の約900メートルのコースは朝からにぎわった。マスク姿で滑走した白馬村の小山翔太さん(25)は「雪はまだ硬めだが今季の初滑り。滑る喜びを感じます」。
同スキー場は麓の施設を「ビレッジツガイケ」として一新。レンタル店やカフェ、チケット売り場などが入り、混雑を緩和する新型コロナ対策の自動券売機も導入した。