花のように盛り付けられた若狭ふぐのてっさ=小浜市阿納

花のように盛り付けられた若狭ふぐのてっさ=小浜市阿納

福井県 敦賀・若狭 グルメ 特産

若狭ふぐ宅配大忙し 小浜の組合、てっさやてっちり

福井新聞(2020年12月12日)

 福井県の若狭地方を代表する冬の味覚「若狭ふぐ」(トラフグ)が旬を迎え、小浜市阿納の阿納ふぐ組合では、宅配サービスの注文が相次ぎ、発送作業に追われている。新鮮なてっさ(薄造り)、てっちり(鍋)を自宅で手軽に食べられるとあってリピーターが多く、年末年始の贈答品としても人気が高いという。

 阿納区では1980年代後半から若狭ふぐを養殖。民宿4軒でつくる組合は、1989年に宅配サービスを始めた。800グラム以上の太ったフグを水揚げして身、皮、あら、ひれなどにより分ける。一晩寝かせて余分な水分を抜いた身を、皿が透けて見えるほどの厚さ1ミリほどに切り分け、大輪の花のように盛り付けて発送する。

 年末にかけて京阪神、嶺北を中心に注文が増え、ふるさと納税の返礼品としても出荷している。特に28~30日にかけては、多いときで1日50件を発送することもあるという。

 河原佳都雄組合長(68)は「ピーク時は朝から晩までさばいているよ」と、調理場で熟練の包丁さばきを見せる。長男の正和さん(44)は「若狭の冬は水温が低く、身が引き締まる。ぜひ味わって」と話している。

 宅配サービスは6種類。てっさ、骨付きの身、皮、あら、ひれなどのセット(3~4人前)が2万4千円、てっさのたたきセット1万2500円、2~3人前のセット、骨付き身のセット各1万500円など。それぞれダイダイ酢、薬味などが付く。冷蔵庫で4日ほど保管できる。

 阿納ふぐ組合に電話するか、ホームページから注文できる。問い合わせは同組合=電話0770(54)3555。

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