バンクシーの絵と共演する生徒=市文化ホール

バンクシーの絵と共演する生徒=市文化ホール

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金沢 バンクシーと生徒の合唱共演

北國新聞(2020年12月15日)

 13日に市内で開かれたコンサートで、世界的に有名な芸術家「バンクシー」の絵画と高校生による合唱が共演した。金沢西高教諭が送った1通のメッセージに返信が来たことで実現。バンクシーと心を一つに、歌と絵を通してコロナの最前線で働く全ての人に感謝し、終息を願った。今後、感染症対策も万全にしたコンサートの報告と、作品の使用許可に対する感謝の気持ちをメールで送る。
 共演したのは「2020いしかわユースコーラスコンサート」(北國新聞社後援)。フィナーレのモーツァルト作曲「アベ・ベルム・コルプス」が始まると、バンクシーの代表作「赤い風船に手を伸ばす少女」と医療従事者へ感謝を表したとされる「ゲームチェンジャー」が舞台の壁にお目見えした。生徒らが新型コロナの最前線で働く人たちに向けて考えたメッセージも映し出された。
 コンサートは金沢学院高和太鼓部の演奏で開幕し、県内の12高校約120人が出演した。感染症対策として、聴衆は県文教会館で鑑賞し、生徒は市文化ホールでマスクを着用して間隔を空けてステージに立った。
 コロナ禍の中でのコンサートを悩んでいた金沢西高合唱部顧問の深見納教諭(51)は「ゲームチェンジャー」で医療従事者に対する感謝の気持ちを表現したとするニュースを見て、開催を決意。バンクシーの絵を投影できないかと考え、「ダメ元」で関係者にメールを送ったところ、快諾を得られた。
 今後は、使用許可に対する感謝の気持ちやコンサートの反響などを伝える文章を生徒や深見教諭で考え、写真付きでバンクシーに送信する。
 バンクシーからの返信を当初はドッキリだと思っていた金沢西高合唱部の粟屋静部長(16)は「医療従事者の方、コロナの最前線で働く人に向けて全力で歌うことができた。スクリーンでお客さんの反応を見ることもできて良かった」と話した。

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