オープンに向け急ピッチで準備する関係者=17日午後2時半、白山市の一里野温泉スキー場

オープンに向け急ピッチで準備する関係者=17日午後2時半、白山市の一里野温泉スキー場

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県内スキー場 まとまった積雪に安堵

北國新聞(2020年12月18日)

 19日に営業開始を予定する一里野温泉スキー場(白山市)の寺祥澄(よしずみ)支配人は17日、「近年はオープンが遅れるのが当たり前なのに、予定通り開業できるなんて」と安堵の声を漏らした。この3日間の降雪で山麓は80センチ、山頂は120センチの積雪がある。同じく白山麓の白山セイモアスキー場(同)も19日の開業に向け十分な雪が積もった。
 昨季は深刻な雪不足に見舞われ、両スキー場ともオープンが年明けにずれ込んだ。営業日数も一里野は42日間、セイモアは21日間といずれも過去最短だった。
 16日からコースの圧雪作業に入っている一里野の寺支配人は、「ゴンドラに人数制限を設けるなどコロナ対策もしっかりしてお客さんを迎えたい」と話した。
 雪不足で直近2シーズンの営業ができなかった七尾コロサスキー場(七尾市)も雪に覆われた。26日オープンの予定だったが、積雪が45センチになり、初級コースのゲレンデに限って19、20日に先行営業することを決めた。運営する湖畔公園コロサ管理組合の白根熙之(ひろゆき)事務局長は「久しぶりの雪をぜひ楽しんでほしい」と喜んだ。
 17日は職員らが開業準備に追われた。21日以降は再び準備期間に入り、滑走に十分な雪があれば26日に本格営業する。
 大倉岳高原スキー場(小松市)は20日以降、十分な積雪が確認でき次第、営業を始める。ロッジ前で50センチ以上の積雪が必要で、17日時点で40センチを超えた。
 同スキー場は昨季、1979(昭和54)年の市営化以来、初めて営業日数ゼロに終わった。管理事務所の難波修平所長は「雪が降り続ければ20日からスタートできる」と期待する。
 25日にオープンを予定する医王山スキー場(金沢市)の積雪は20~30センチで、60センチ以上になれば開業するという。

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