来年7月開業予定のサウナホテルの完成予想図

来年7月開業予定のサウナホテルの完成予想図

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立山にサウナホテル 来夏開業、ユニークな半地下構造

北日本新聞(2020年12月19日)

 立山町日中上野の美容と健康の体験型施設「ヘルジアンウッド」敷地内で、来年7月ごろサウナホテル「The Hive(ザ・ハイブ)」がオープンする。六角形で半地下というユニークな構造で、前田薬品工業(富山市向新庄町、前田大介社長)などが開業する準備を進めている。1棟貸し切り型で、企業の合宿や女子会、休暇先で働く「ワーケーション」などでの利用を見込む。

 ホテル名は日本語で「ミツバチの巣」という意味があり、その形をモチーフとした。半地下トンネル構造で、鉄筋コンクリート約120平方メートル。5人程度が利用できるグループサウナはガラス張りで、ハーブ園や田畑が広がる風景や立山連峰を眺めることができる。1人用のサウナや宿泊室8部屋、ダイニングスペースを備える。

 サウナでは、ヘルジアンウッドのハーブや抽出したアロマオイルの香りが漂い、それに合った音楽などを流す。屋外にオートキャンプ場4区画を併設する。

 経営者層や女性、創作活動を行う人らがターゲットで、料金は今後設定する。日帰りの利用も検討している。

 同社と、不動産企画開発・建築設計の「KUROFUNE Design Holdings(クロフネデザインホールディングス)」(東京、上田真路社長)が共同出資して運営会社となる「Double Score(ダブルスコア)」を近く設立し、着工は来年2~3月の予定。設計はクロフネが担う。

 前田社長は「このような場所は世界でもなかなかないと思う。特徴的なサウナで心身を整えてもらいたい」と話している。

 ヘルジアンウッドでは今年、レストランやアロマ工房がオープンしており、建築家の隈研吾さんが設計する宿泊施設も2022年冬に完成する予定。

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