境A遺跡から出土した縄文土器が並ぶコーナー

境A遺跡から出土した縄文土器が並ぶコーナー

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縄文時代にトリップ 朝日の「境A遺跡」出土品50点展示

北日本新聞(2020年12月20日)

 富山県が保有する朝日町の「境A遺跡」の出土品が町に移譲されるのを前に、同遺跡を知ってもらうための企画展「朝日町の縄文時代-発掘から35年-境A遺跡」が19日、同町埋蔵文化財施設まいぶんKANで始まった。発掘から35年ぶりに町に戻る予定の出土品約9万点の中から、約50点を県から借りて展示し、遺跡の特徴を紹介している。来年3月21日まで。

 境A遺跡は1984、85年に北陸自動車道建設工事に先立って発掘調査された。縄文時代中期~晩期の集落跡で、出土品は県が保存管理してきた。国重要文化財に指定された2432点を除く約9万点が町に移譲されることが決まり、来年度にまいぶんKANへ運び入れられるのを前に、企画展を開いた。

 大量に出土した磨製石斧(せきふ)や、ヒスイの加工品、多様なデザインが目を引く縄文土器、土偶などを展示。石斧やヒスイ加工品は製作過程を示す未完成品や道具類も多く出土し、工程を明らかにする重要な遺跡であることを紹介している。

 貝の化石が入っている珍しい石斧や、穴を開けるのに失敗したヒスイの丸玉もある。同遺跡の基礎知識を分かりやすく学べる一問一答コーナーも設けた。

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