尾山神社で21日、神門のしめ縄の取り換え作業が行われ、神職が新年を迎える準備を整えた。
南砺市の農家で作る「瑞穂の会」から20日に奉納されたばかりの青々としたしめ縄が運び込まれ、古いしめ縄と交換した。長さ5・5メートル、重さ約20キロで、加藤治樹宮司が見守る中、神職3人が神門にくくり付けた。最後に紙垂(しで)も下げた。
境内約20カ所のしめ縄は交換済みで、古いしめ縄は1月15、17日の左義長で焼納する。
同神社は年末年始の新型コロナ対策として、マスクの着用を呼び掛ける横断幕を揚げた。例年三が日に置いている横に広いさい銭箱は17日まで設置する。
長谷紀之権禰宜(ねぎ)は「新年は急がず慌てず、落ち着いて初詣に来てほしい」と話した。